日記「花ひらく人生」
2007年11月03日
ヒツジからラムと、名前を変えても。
「人間より羊のほうが多い」なんていわれるくらい、
ニュージーランドは牧羊がさかんな国です。
旅の途中、羊の群れに道路をふさがれてしまったこともありました。
よちよちと歩く子羊の姿に「カワイイ~!!」と声を上げ、
数時間後には、ジューシーな「ラム・チョップ」を
「美味しい~~!!」と堪能しているわたし達。
本当に人間って勝手なものです。
でも。
生きている子羊の姿をしっかりと眺めたあとは・・・
(あのヒツジさんの命を頂戴しているんだなぁ)と
しみじみとした感謝の気持と、かすかな後ろめたさが入り混じった気持で
一口、ひとくち、ゆっくりと噛みしめ、味わいながら食事をしています。
ひとつの生命を頂いて我がイノチをながらえているのだなぁ~~という実感が、
ひとくちごとに湧き上がってきます。
切り身にされた「物質」として並べられた肉を買う生活からは絶対に感じられない重み。
まして、自らの手で屠った肉であれば、「痛み」はもっと重いものになるでしょう。
自然の只中に暮らすことの、大きな意味。
それはイノチの重さを実感すること。
他者のイノチと自分のイノチのつながりを、密接に感じることでしょう。