日記「花ひらく人生」
2007年12月18日
好きな花はなんですか?
「薔薇好き」でとおっている香園ですが
一番好きな花は・・・? と問われれば
迷わず「百合」と答えます。
姿、たたずまいがもっとも美しいと思う花は、百合なのです。
薔薇に感じる美しさには
<自分とは異質なもの>に惹かれるような感覚があります。
薔薇の香りはたしかに「別格」ですが
ローズのアロマに包まれたときの陶酔感の裏側には
自分を鼓舞し、高揚させるような外部からの力を感じます。
百合と共にあるときは、穏やかな安心感に包まれます。
何か自己の本質と近いものを百合に感じ、安らぎをおぼえるのかもしれません。
好きな花には、どこか「自分らしさ」につながるものがあります。
その花から受け取る印象を言語に置き換えてみると、
自分自身を知るヒントになると思います。
私なりの百合のイメージをひとことでいえば「中性」。
男でも女でもなく、この世のものでもあるようなあの世のものでもあるような、
温かいような冷たいような、柔らかいような硬いような
夢見ているようで覚醒しているような・・・
2極のどちらの世界にも属しているような、花。
京都太秦の広隆寺を訪れたとき。
名高い弥勒菩薩さまがおいでになるお部屋に
まっしろな百合の花が、きりりと高く活けられてある光景が心に残っています。
薄暗い部屋に溶け込むようにたたずむ仏像に
寄り添うように立つ百合の白色は
まるで夕暮れ空に浮かぶお月さまのようでした。
あなたの好きな花は、なんですか?