日記「花ひらく人生」

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2008年07月05日

『オニババ化する女たち』

DSC02309.JPG2004年に発売されて
ベストセラーになった本なので
お読みになった方も多いでしょうね。

タイトルは強烈ですが、
書かれていることはごくごく
「まっとう」なことばかり、だと思います。
~女性の身体性を取り戻す~
サブタイトルにありますが、
女性の身体性などというごくintimateな事柄は
本来は母から娘へと語り継がれてきたはずのことなのに
その伝承がある時期からばったり途絶えてしまったのは、なぜか?

著者の三砂ちづる先生は、その変遷の時期を
お産の場所が自宅から病院へと変化していく1960年代~だと述べています。

う~む、まさに香園がこの世に誕生した時期と重なるわけで
高度経済成長の波に乗った子供時代 →
企業戦士の父たちと教育ママたちが支える受験競争→
花の女子大生→キャリアウーマン志向→バブル期前線仕事人生と
我が身を置いた時代背景を振り返っても思い当たる節が沢山ありすぎます。

戦後アメリカ占領下の影響、さらに遡って明治維新以降の
文明開化の元で葬られてしまったひとつが、
日本人が本来有していた豊かな身体性なのだという気がします。

この本を読んでいますと無性に「もうひとり赤ちゃんを産みたい!」という
気持になってきますが(赤面)、たとえ自分たちの世代には間に合わなくても
次世代にはなんとか失われた身体の叡智を再び覚醒させてあげたい、
いや、そうしなくてはならない、と思わされます。

「確固たるものとして自分が判断の基準にすべきものがからだの声、
からだの経験というものでしょう。
自分のからだを判断の基準にする、そのためにはどうすればいいのか、というと
私はとにかく自分の身体を整えることだけを考えていればいい、と思っています。
自分のエゴや気持を自分で変えようとするのは、たいへん難しい。
ですから、自分のからだをいい状態にする、ということだけを考えるのです」


追記:一旦ブログをアップしてシャワーを浴びたとたん
「違う!」という心の声が聞こえてきました。
何が違うのかというと自分の書いた文章の
~女性の身体性などというごくintimateな事柄~というくだりです。
女性の身体性はけして個人的な事柄ではなく
共同体全体で共有するような叡智だったはずです。
だからこそ初潮を迎えるとお赤飯を炊いたのです。
女性の身体は大切な社会の財産として慈しまれ尊ばれていたのではないでしょうか。

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