日記「花ひらく人生」

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2008年09月12日

「足型矯正靴」

%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%90.JPG10代後半はピンヒールで踊り、
20代、30代はスーツ&パンプスで武装して働き、
窮屈な靴に無理矢理足を押し込めてきた香園は
立派な外反母趾の持ち主です。
長い年月、歩く度に感じる親指の付け根や足裏の痛みを
人魚姫のごとく(?)我慢してきました。
数年前からは股関節にも不具合を感じはじめ、
将来に不安を感じるようになっていたときに、知ったのが
銀座のオーダー靴店「アルスノバ」です。

整形外科などで外反母趾に薦められる靴は
足を締め付けない幅広タイプですが、
足型矯正としてこの店が提唱するのは、まったく逆の発想。
本来の足の形を取り戻すべく靴で足を締め付けていく、というものです。

変形した部分に合わせて、ずっとEEサイズの靴を選んできた香園ですが
初めてこの店を訪れ、足型を採寸したときに
(あなたの足は本来骨の造りがとても華奢で細い足なんです)といわれました。
サンプルに足を入れ何度も感触を確かめて作ったのが、写真の奥に写る靴。

なんといっても、このデザインですから・・・
店の存在を知ってから実際にオーダーするまで5年近く逡巡いたしました。
(この靴では好きなお洋服が着られなくなるじゃない!?)
そんな煩悩を捨て去るまでに、ずいぶんと年月を必要といたしました。

我が息子曰く
「キコサマはお履きになるかも知れないけれど、マサコサマは絶対にお選びにならない」
そんなデザインではありますが、ジーンズに合わせてなんとか履き続けています。
最初の内は歯列矯正のブレースを装着したような圧迫感を感じますが、
少しずつ足を慣らしていくうちにフィットしてきます。
なんといっても長く歩いても足が疲れないのが嬉しい。

さて、一年を経て、右は3,5ミリ、左は5ミリ足幅が細くなりました。
足に合わせて新しい靴を作り、古くなったものはしばらく寝かせて
次回さらに細くなった足に合わせて仕立て直していただく予定です。

お洒落なパンプスが2、3足は買えるお値段ですが、こうやって作り直して
文字通り革に穴があくまで履くことを考えると、贅沢とは考えません。
靴に限らずこれから物を購入するなら、ファッション性よりも長く使える、
有効に使い切ることができる、健康的である、無駄なゴミにならない、
できれば国産で信頼できる素材、職人の技を活かしたもの、
そんな視点を優先させたいと強く思うようになりました。

「親指の付け根の炎症が収まったらもっと細くなりますよ」 
しかし、それには「一日8時間の睡眠が必要です」
「正座はしないほうがよいですよ」

これはなかなか実現が難しいアドバイスをお店の方から頂いております。

できればこのような靴を履かずにすむ人生を歩みたかったものですが致し方ありません。
もし外反母趾で悩む方がいらっしゃったら、一度お店をのぞいてみてはいかがでしょう?

「アルスノバ」銀座3-3-6 電話:03-3564-3709 電話予約が必要です。


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