日記「花ひらく人生」
2009年01月27日
「銀座で本当に美味しいお米を食べる」会・ご報告
旧暦の新年に開催された
食を通してこれからの生き方を学ぶ会、
第1回は日本の生命の根幹を支える
「お米」が主役となりました。
会のオープニングは「かまどの点火」。
旅館「吉水」に集った20名は、ベランダに備えられた「かまど」に
マッチで点火した松葉をくべる様子を興味深く見守ります。
けぶる香りに子供の頃に親しんだ焚き火が思い出されます。
(いまではすっかり珍しい光景となってしまいました)
テーブルにはお水だけで炊いた大豆、青菜の胡麻和え、
やはり水炊きの風呂吹き大根、大葉の塩漬けをはさんだおあげ、
朝1時から仕込んで作られるおぼろ豆腐、野菜と高野豆腐の炊き合わせ等、次々に料理が。
作り手の現場に必ず足を運んで納得した素材だけが選ばれているだけあって
小松菜もお豆もつやつやとした輝きを放ち、見るからに美味しそうです。
「吉水」の女将、中川誼美さんから、それぞれの産地や由来、塩やしょうゆなど
調味料へのこだわりをうかがい、箸の手を休めてメモをとる姿も見られます。
「愛に溢れたご飯が食べられて嬉しい!」そんなお声も聞こえるほど
食べ物に注がれた思いや情熱、真心がまっすぐに伝わってくるお料理なのです。
そして、本日の主役、炊き立てのお米がお釜で登場!
木蓋をとると湯気の向こうにピカピカのお米、表面にはぽつぽつと開いた「カニの穴」が。
駆け寄るようにしてのぞきこみ、まずはお米を目で、鼻で、味わいました。
かまどで炊いた3分搗きご飯は、一粒ひとつぶの味わいが深く、甘みもコクも格別です。
ローズマリーで焼いた魚と味噌汁、お漬物で食もいっそう進み「おかわりお願いします!」
火を入れてから蒸らして美味しく頂くまでおよそ30分。必要な松葉はほんのわずかでした。
かまどの熱効率の素晴らしさ、古い時代の道具の優れた力には感じ入ります。
食事の後は地下ホールに移り、「ちょっと前の日本の暦」についてお話させて頂きました。
「ちょっと前」という時代に暮らしていた日本人を支えていた知恵は、
実は、もっともっと昔の、人間が自然の中にすっぽりと包まれて、
自然の中に神様の存在を感じながら暮らしていた時代の叡智へとつながっていきます。
そして、それは、これからの未来を支える叡智ともなるものです。
昔の日本を学ぶことは、単なる懐古趣味でも、ローカル性を称えることでもなく、
普遍的で革新的な新しい生き方の提唱になる、そんな思いを新たにいたしました。
次回は「お水」をテーマに、3月初頭の予定でおります。
詳細が決まり次第、ニュースでアップして参ります、お楽しみに!