日記「花ひらく人生」
2009年04月23日
聖霊が宿る場所。
「畑の学校」プロジェクトに
場を提供くださっている
「マルタの家」があるのは
重要文化財、三重の塔で有名な前山寺や
北条氏の菩提樹である龍光院といった
格式高い山寺の足元にあって
遠く連なる山々に囲まれた塩田平を
見下ろすよう眺めることができる、
美しいパノラマの景観が広がる地です。
「マルタ」とは、フェルメールの絵にも描かれた
ベタニアの姉妹、マルタとマリアから名づけられた名前です。
イエス・キリストに心からのもてなしで尽くしたと新約聖書に記されています。
昨年秋に、はじめてこの家に迎えられたとき、
とても懐かしい気持ちになりました。
以前に何度も、玄関の引き戸を開けて暖炉のある客間へと
足を運んだことがあるような、そんな錯覚をおこすのは
この家にマルタのスピリットが宿っているからなのかもしれません。
キリストの足元に座ってじっとお話を聞いていた妹マリアではなく
本当の思いを我慢しながら、イエスや弟子たちの世話に忙しく立ち働いていた
姉マルタの名がつけられていることにも深い思慮を感じます。
オーナーの山口多佳士先生とも初対面でありながら、お互いの志すものが
寄り添うようにつながって、お会いしたその日に「畑の学校」の構想が生まれました。
東京から片道1時間半をかけて、離れた地に通うのも、
他の場にはない「何か」を、この土地に、この場所に感じるからです。
自分の心の奥にある「志」と深く共鳴して、高いエネルギーを与えてくれる力が、脈打つ場所。
近い将来、東京とこの地とを、つなぐひとつの役割を担うことになるのだろうと、
いまはまだ漠然とした予感に過ぎませんが、
未来、そして過去につながる大きな渦の中へと泳ぎだした自分を感じています。