日記「花ひらく人生」

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2009年04月26日

緑の光のなかで。

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並んで前を歩いていきます。
カタカタと、ランドセルが揺れています。

 「可愛い~」

通り過ぎるワンちゃんを振り返る、
あなたたちの方がずっと、ずっと可愛い。

自宅近くにある私立の付属小学校の少女たちとは
登下校の折に一緒になることが多いのですが
ゆったりと物腰おだやかな雰囲気の生徒が目立ちます。

さまざまな意味で恵まれた家庭のお子さんたちだから、
と言ってしまえばそれまでのことですが、
たとえ物質的には豊かで整った環境にあっても、
無用な影を心に与えられてしまった子供たちが多い中で、
眉のあたりが明るくひらいて、柔らかな眼差しの少女たちの表情からは、
この学校が生徒の心を育てる教育を深く重んじていることが伝わってきます。

きょときょとと落ち着きなく視線を泳がせたり、
眉間にシワを寄せて不安げな表情をしていたり、
「聞いて聞いて」と声高に他人の気をひいて
自慢話や悪口をいうような場面に出会ったことがありません。

人と比べたり比べられたり、競い合って相手を蹴落としたり、といった
心に傷を付け合う経験が少ない環境の中では、
謙虚さや、人を思いやる優しさが自然にはぐくまれていくのでしょうか。

もし自分に女の子がいたら、やっぱりこんな少女に育ってほしいなぁ。
そして、自分自身も、この子達のような清潔で柔らかな心を見習って
いつまでも、どんな環境にあっても
常に緑の光の中にあることを感じながら、生きていきたい。

少女たちの小さな背中を眺めていると、わたしの心も光に満たされていきます。


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