日記「花ひらく人生」
2009年06月03日
「よい米と水と空気さえあれば」
美味しい料理を味わう・・・
まさに至福のひとときです。
吟味した素材、持ち味を引き出すための手間ひま、
心を尽くして調理された食事に心と身体が温められれば
感謝の思い、生きる喜びが自然と
湧き上がってくるのではないでしょうか。
一流の料理人が素材と向き合う姿勢は、まさに真剣勝負。
それは、自然から与えられた生命と真摯に向き合うことだからです。
「分けとく山」の野崎洋光さんの著書、
『名人板前 日本料理の秘伝』に記された料理の心得には、
「幸福な人生の秘伝」に通ずるものを感じます。
「よい米と水と空気さえあれば」
『米や水や空気など、あまりに日常的でありすぎるから、その力に気がつかないのですね。
人に気づかせないから、えらいともいえるかもしれませんが、キャビアや松茸はたしかにおいしい。
ですが、これをありがたがるのは、その底に珍しいから、高価だから、という
意識がどうしても入り込むからではないでしょうか。
でもそれは、人間の価値観だからであって、自然界の価値観ではありません。
本当のおいしさというのは、そういうところにあるのではなくて、
そういう人間が考えた価値を取り払ったところで考えるべきだと私は思うのです。』
『本当においしいものは、特別なものではありません。
素材の力、素材のうまみを引き出す塩の力、空気や水の力。
そうしたものに気づくことがおいしさを知ることであり、
料理をする力につながっていくことと思います。』
おいしい=幸福
料理をする力=生きる力
言葉を置き換えて、読んでみました。