日記「花ひらく人生」
2009年10月17日
「分かち合う」喜び。
しゃがみこんで農作業しながら、
実に沢山の人との出会いがあることの不思議さ。
畑にはさまざまなお客様がいらっしゃいます。
今回、貴重なひとときをご一緒させて頂いたなかに
命の尊厳について学び活動するグループがありました。
参加者の方々の多くは、ご家族を亡くされた
深い哀しみと苦しみを乗り越える過程で
会に出会い、活動に参加されるようになったとのこと。
ご自身の体験をいかしてボランティア活動に、
詩を書き、描き、歌い、演じ・・・芸術にも取り組んでいらっしゃいます。
「本当に辛いときは涙なんて出ない。けれど世間はそれを冷たいという」
絞り出すようなせつない思いを表現できるようになるには
時間と、そして同じ思いを分かち合うことができる仲間の存在が必要です。
多くのひとたちが共有するのは一番大切な人を失った悲しみよりも
助けられなかったことに対する深い自責の念。
暗い穴にずっと閉じこもっていた…そんな詩を書き記すようになるまでの道のりは
わたしなどには臆測できない、簡単にしてはならないもののように思います。
それでも。
目の前で語り合う方々の表情は明るく、そしてとても若々しいのです。
それはきっと、この方たちが、とても大切なものを分かち合って生きているからでしょう。
分かち合うにはあまりにも辛すぎる、閉じ込めておきたい思いを
勇気をもって他人に差出し、またそれを受け取っているからこそ
まるで少女のような透明な美しさが彼女たちに与えられたのでしょうか。